こんにちは、佐藤です。
つい先日、キリムの取り扱いをスタートいたしました。
今回私たちが集めたものは「40cm前後の正方形」または一番大きいものでも「67cm×44cmの長方形」のいわゆるミニサイズです。
キリムの語源にある”ざっと広げる”というよりかは、”そっと敷いとく”なイメージをしていただければと思います。
キリムには、特有の色使いやデザインに魅力がある一方で、その個性ゆえに「お家に合うのか心配」という方、多いのではないでしょうか。
空間いっぱいに広げる憧れはありつつも、「万が一...」と考えてしまいますよね。
その点においてミニサイズは、キリムをお部屋に取り入れてみたいという方の一助となり得るのではと思っています。
ポイントは「汎用性」の高さ。
例えば玄関のマットとしてはもちろんのこと、キャビネット前に敷いたり、ディスプレイゾーニングやテーブルセンターなど。さらには、タペストリーとして壁面にアクセントを加えるのも良いですね。
また、全体的に抑えられたトーンと、手作業ならではの温もりは、現代の多様な空間にも程よいアクセントとして馴染んでくれます。
様々な例をご紹介しましたが、「こう使わなければいけない」なんてルールはございません。
暮らしの中で、インテリアを楽しむ上での新たな使い方を見つけていただければと思います。
鮮やかな色使いはさることながら、それぞれ個性ある表情が目を引くキリム。
親から子へ代々受け継がれてきた模様には、「家族の安全への願い」や「喜び」、「自然の恵み」を表現した織り手の心の中が落とし込まれています。
また、人の手で生まれる織りの揺らぎやデザインの不均一さは、機械には表現できない手織りの魅力。
作り手の思いを知り、迎え入れることで、より愛着のある特別な一枚になるのかもしれません。
(ミニキリムたちは、こちら。)